RADIOISOTOPES
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137Cs大量遠隔照射治療装置について
第2報利用線束の線量測定
木下 文雄与那原 良夫斎藤 浩五十嵐 恒三広島 徳良船橋 哲哉佐藤 松五郎舟橋 勝夫吉川 元之
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1963 年 12 巻 4 号 p. 409-418

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抄録

諸種測定をわれわれの装置について行なった。半価層はCu 10.3mm, Pb 5.2mmで, 出力線量率は7.7r/min at one meterであった。4×4~15×15cm2の各照射野について, その絞りによる影響についても検討した。半影については主絞り, 延長絞りの及ぼす効果について, 線量計, フィルム法などで検討し, 同時に本院の60Co Pellet 500 curieとも比較した。照射野中心軸での深部線量は水槽を用いて行なったが, これも各照射野について実測した。等線量曲線は治療に主として用いられる各照射野について同じく水槽を用いて作成したが, これも本院の60Co pellet 500curieを収容する装置の等線量曲線を同時に実測し比較検討した。
最後に137Cs大量遠隔照射装置による治療について60Co, 250~300kVpX線などと比較しその優劣を論じた。

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