RADIOISOTOPES
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(γ, n) 反応による酸素の放射化分析
小林 昌敏前田 頌沢井 照子永塚 澄子
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1964 年 13 巻 1 号 p. 1-6

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抄録

金属, そのほかの材料中の酸素の挙動は重要な問題で, 放射化法による酸素の分析は深い興味が持たれている。酸素の放射化分析は種々の核反応を利用して行なわれているが, われわれは高純度アルミニウム中に含まれる酸素と, 陽極酸化による酸化皮膜中の酸素をリニヤ・アクセラレーターを利用した (γ, n) 反応により分析を行なった。
2分間照射後, γ線スペクトロメーターを用いて0.51MeVのアニヒレーション・ピークを測定して試料中の酸素を定量した。もし, 妨害反応がなければ酸素1ppmまで定量可能であるが, ほかの核種が生成するだめに, 実際上の定量限界は20ppmである。また, 31MeVベータトロンを用いて種々の元素の生成放射能についても調べた。

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