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放射化分析法による土壌中のヒ素およびアンチモンの同時定量
大野 茂谷田沢 道彦
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1970 年 19 巻 12 号 p. 565-569

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抄録

数種の土壌中のヒ素およびアンチモンを放射化分析法により定量した。照射試料はアルカリ溶融したのち, 希塩酸にとかし, ヒ素はキノリンーモリブデン酸溶液で沈殿させ, アンチモンは硫化アンチモンとして分離した。
また, 標準添加法と放射化分析法の併用により両元素を定量した結果, たとえば, 花崗岩を起源とする土壌では, ヒ素4.31ppm, アンチモンは0.20ppmであった。この方法による検出限界はヒ素では0.005ppm, アンチモンは0.01ppmで精度はいずれも約±8%であった。

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