RADIOISOTOPES
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99mTc-S-コロイドを用いた呼吸停止下肝シンチフォトグラフィ
金子 昌生渡辺 道子安部 忠夫村田 千穂子桜井 邦輝木戸 長一郎佐々木 常雄
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1970 年 19 巻 12 号 p. 597-601

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抄録

Ultra-techmecowよりミルキングした99mTcO4を用いて99mTc-S-コロイドを無菌的に作製し, 194症例に静注して, Nuclear Chicago社製シンチカメラPHO/GAMMAIIIを用い, 臥位正面, 第1, 第2斜位, 両側面および背面よりの正面像の肝シンチフォトを撮影した。3~5mCi投与した大部分の症例にて, シソチフォトは30秒以内に撮影できたが, 3mCi以下では30~180秒を要した。5mCi以上投与しても10秒前後であった。大部分の患者は, 30秒間ぐらいは呼吸停止は可能であり, したがって, 99mTc-S-コロイドの投与量は3~5mCiが適当であると考えられる。

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© 社団法人 日本アイソトープ協会
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