RADIOISOTOPES
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シンチカメラ像のオフライン・データ処理
小島 一彦久田 欣一
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1972 年 21 巻 1 号 p. 5-10

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抄録

シンチカメラによってえられるアイソトープ (RI) イメージは検出器の低い解像力と入射γ線のランダム性などによって, ボケの多いイメージとなる。したがって, RIイメージによる診断能の向上には画像修正が重要と考えられる。われわれは従来のシンチカメラに接続されたデータ処理装置CDS-4096でディジタルに変換されたデータをFACOM-230/35およびNEAC-2230電子計算機を用いてオフライン処理を行ない, 処理結果は印字出力および紙テープ出力でえた。ラインプリンターによる印字出力ではイメージ寸法を実大に変換し, タイプ文字の重ね打ちで濃淡をつけた。また, シンチカメラの検出器感度の不均一からイメージに生じる感度むらを241Am帯状線源のスキャンニング装置を用いて補正した。さらに各種のデータ処理の前段階にはsmoothingを行ない統計的バラツキを軽減したのち, 臓器の輪郭や欠損を強調して表示するためのプログラムを検討したのでその結果をのべる。

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© 社団法人 日本アイソトープ協会
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