1974 年 23 巻 1 号 p. 1-5
Electrolysisによる99mTc-polyphosphate (n=12) , 99mTc-tripolyphosphate, 99mTc-pyrophosphate標識の可能性を検討した。電極は, cathodeにPt, anodeにSnを使用することにより90%以上の一定した収率が得られた。動物実験の結果, 投与1時間後でbone uptakeは著しく, いずれもbone/muscleは経時的に増加した。また, これらの99mTc-phosphateのなかでは99mTcpyrophosphateがbone scanning agentとして最もすぐれていることがわかった。しかも, この場合標識がすベて0.9%NaCl soln.中で行なうため標識後, 後処理することなくすぐ投与できる点で非常にすぐれた方法であると考えられる。