RADIOISOTOPES
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コバルト・ガラス線量計のFading効果とその補正法
田中 隆一中村 義輝
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1975 年 24 巻 1 号 p. 1-6

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抄録

コバルト・ガラス線量計を信頼性の高いγ線の大線量測定法として確立するため, 放射線着色のfading効果を詳しく測定した。その結果はfading定数は温度ばかりではなく, 線量にも依存するが, fading定数の温度係数は線量には依存しないことがわかった。電子線による短時間照射により実測されたfading定数をもとにして, 照射時間の長いγ線用のfading補正のための経験式を決定した。これにより広い範囲の照射時間, 照射終了後測定するまでの時間, および吸光度の実測値に対して, 正確なfading補正を行なうことが可能になった。

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© 社団法人 日本アイソトープ協会
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