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99mTc-MAAによる多方向肺シンチグラフィの検討
安永 忠正菅 正康松本 政典片山 健志
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1975 年 24 巻 10 号 p. 694-699

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抄録

「テクネMAAキット」を用いて調製した99mTc-MAAについて, 基礎的, 臨床的検討を行なった。
標識率, 経時的安定性, 静注後の肺集積率は良好であった。
臨床的に対象とした症例は107例で, 撮影はガンマカメラにて前後左右4方向より行ない, いずれも良質の肺シンチフォトを得た。とくに撮影方向の違いによる血流障害検出率については, 肺がん例において胸部X線写真と対比検討した。その結果, 側面像の検出率が最も高く, 肺区域に血流障害が限局した場合, 前面像や後面像のみでは見落とされることが多かった。前後左右4方向よりの像を総合すれば, 血流障害はほぼ完全に把握でき, 病変位置の理解に役立った。

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