RADIOISOTOPES
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Dextran-coated charcoalを用いた簡便なアデノシン-3': 5'-―リン酸のラジオイムノアッセイ
加藤 良樹竹沢 順一鈴木 守郎国中 明吉野 広
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1975 年 24 巻 2 号 p. 97-103

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抄録

cAMPのラジオイムノアッセイにおいて, 従来使用されていなかったdextran-coated charcoal (DCC) が一定の条件下で, 遊離cAMP (F) と抗体結合cAMP (B) の分離に有効なことを知り, これを利用して簡便かつ経済的なアッセイ方法を確立した。すなわち反応液へのDCC添加接触後, 4分間以内ではFのみが定量的に吸着され, Bはほとんど吸着されないので, この条件下でDCCによるFとBの分離を定量的におこなうことに成功したのである。この方法で得られたデータはセルロースエステルフィルター分離法で行なった他の実験データとよく一致した。この方法によりcAMPのイムノアッセイをbinding assayと同じように, 簡便かつ安価に行なうことが可能になった。

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© 社団法人 日本アイソトープ協会
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