RADIOISOTOPES
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123Iによる甲状腺摂取率測定とシンチグラフィ
三枝 健二内山 暁川名 正直国安 芳夫多田 式江有水 昇筧 弘毅
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1976 年 25 巻 2 号 p. 82-88

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抄録

サイクロトロン生産123Iは半減期13.3時間, 主ガンマ線エネルギー159keVで, かつ甲状腺への被曝線量が131Iの数十分の1に軽減でき, 甲状腺検査薬剤として最適な核種と考えられる。この123Iと131Iの臨床的比較を試み, 123Iの有用性について検討した。甲状腺摂取率は123Iと131Iの同時投与測定例から, 両者の値がよく一致することを確かめた。また, シンチグラムは, 123Iでわずかにバックグラウンドの高い症例もみられたが, ほとんど差はなかった。シンチグラムをとるまでの時間は, 123I放射能が24時間で3時間の約1/3に減衰することを考慮すると, 24時間よりむしろ3 (~6) 時間のほうがよい結果が得られる。123Iは131Iに代わって利用さるべきアイソトープと考える。

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© 社団法人 日本アイソトープ協会
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