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Ge (Li) 半導体スキャナの試作
三枝 健二内山 暁筧 弘毅
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1976 年 25 巻 4 号 p. 226-231

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抄録

嬲製同鯉Ge (Li) 半導体検出器 (直径46mmφ, 高さ32mm, 有効容積51cm3) 槻有のスキャナに取り付け, 半導体スキャナとして利用した場合の有用性について検討を加えた。冷却用デュワーは下向き10lのものを使用, スキャナ上方に取り付けた。Ge (Li) 検出器のエネルギー分解能がよい点を利用すると, スキャン像のコソトラストを高めることができ, また, ガソマ線エネルギーの近接した核種, たとえば67Gaと75Se, 99mTcと123Iなどの同時投与でも, これを分離してスキャンできる。しかし, 欠点はNaI検出器に比べ感度が低いこと, 液体窒素により常時冷却して使用しなければならないことである。

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© 社団法人 日本アイソトープ協会
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