RADIOISOTOPES
Online ISSN : 1884-4111
Print ISSN : 0033-8303
ISSN-L : 0033-8303
99mTc標識化合物の腫瘍親和性に関する研究
伊藤 和夫小林 真久田 欣一利波 紀久安東 醇
著者情報
ジャーナル フリー

1977 年 26 巻 3 号 p. 163-168

詳細
抄録

細胞凝集作用を有するレクチン, コンカナバリンAの99mTc標識を試み, エールリッヒ担がんマウスの体内分布および経時的イメージについて検討した。
標識は塩化第一スズを用い, 標識率はBio Gel P-10で, 約60%であった。
腫瘍組織集積率は, 1時間が最高値で, ゲルクロマト分離およびmembraneろ過によってのみ調製されたそれぞれの99mTc-Con Aの体内分布には大きな差を認めなかった。しかし, 肝臓, 腎臓および肺などに比較的多い分布があったことは, 99mTc-Con Aの腫瘍スキャン用剤としての応用に問題があると考えられた。

著者関連情報
© 社団法人 日本アイソトープ協会
前の記事 次の記事
feedback
Top