RADIOISOTOPES
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大気中気体状および粒子状硫黄のけい光X線分析法による同時分析
―観測結果の考察および観測方法に関する問題点の検討―
松田 八束真室 哲雄
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1977 年 26 巻 6 号 p. 365-370

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抄録

前報に続き, 観測結果を考察した。気体状硫黄濃度の頻度分布は, 海陸風の交替を反映して二山型であった。他方, 粒子状硫黄濃度の頻度分布も二山型であったが, これはむしろ天気の変化を反映していると推測された。気体状硫黄濃度と粒子状硫黄濃度との間の相関は期待していたほど大きくはなかった。気体状および粒子状硫黄濃度の自己相関を調べたところ, 気体状硫黄濃度の変動には日周期が現れていたが, 粒子状硫黄濃度の変動には日周期は見出されず, むしろ天気の変化の影響が現れていた。観測方法の能率化および大気中の硫黄の動態を探るための観測地点の選定法などに関する検討を行った。

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