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単一標準法による生物試料の中性子放射化分析
武内 孝之志野木 正樹
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1979 年 28 巻 12 号 p. 729-733

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抄録

単一標準法を用いた機器的中性子放射化分析によって, NBS比較標準生体試料Orchard LeavesとBovine Liverの分析を行った。単一標準としては, 0.100%の金, または, 2.00%のコバルトを含むアルミバクを用いた。紙テープ上に記録されたガンマ線スペクトルは, 電子計算機を用いて, データ処理された。分析の結果, A1, Ca, Cl, Cu, Mg, Mn, V (短時間照射) , As, Ba, Br, Co, Cr, Cs, Eu, Fe, Hg, K, La, Na, Rb, Sb, Sc, Se, SnおよびZn (長時間照射) の25元素を定量することができた。これらの分析値を, NBSによる保証値や文献値と比較し, 単一標準法の信頼性と正確さについて検討を行った。

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