RADIOISOTOPES
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回転円鋸法によるBumetanide-14Cのイヌ全身オートラジオグラフィ
―組織計数との組合わせ法―
進藤 英世中島 栄一繁原 英治
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1979 年 28 巻 12 号 p. 745-750

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抄録

新利尿剤Bumetanideのイヌ体内分布を, 14C標識体経口投与後 (約1.2kgビーグル小犬) の全身オートラジオグラフィならびに組織計数法によって調べた。このさい, 回転円鋸法を応用し, 厚さ3mmの全身凍結スライスとし, 両側からX線フィルムに露出 (-60℃) してオートラジオグラムを得た。露出後のスライスから血液, 尿, 胆汁, 腸内容物 (上, 中, 下部) ならびに主臓器, 組織試料を凍結状態で摘出し, 放射能の計数ならびに薄層クロマトグラフィによる代謝物の分離定量を行った。
この方法は中型動物の切片作成が容易で, 厚さの不均一性が問題とならず (無限大厚) , 乾燥に伴う軟組織の収縮, 亀裂がなく, 露出後の同一切片から十分量の組織, 体液試料を採取できる, などの利点をもっている。

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