RADIOISOTOPES
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3Hまたは14C標識2- (4- (2-チエニルカルボニル) フェニル) プロピオン酸の合成
森 幸雄柴田 正芳豊吉 一美馬場 茂雄堀江 正信大鹿 康弘大平 一夫
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1981 年 30 巻 11 号 p. 584-589

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抄録

抗炎症剤2- (4- (2-チエニルカルボニル) フェニル) プロピオン酸 (スプロフェン) の動物における生体内運命を検索するために, スプロフェンの三重水素または炭素-14標識体を合成した。選択的に三重水素標識したスプロフェン (26.3~32.1GBq (710~867mCi) /mmol) は, 臭素化した前駆体を185~370GBq (5~10Ci) の三重水素ガスと接触還元することにより得た。その標識位置は同様に合成した重水素標識スプロフェンの種々スペクトルデータから確認した。一方, スプロフェン-14C (48.8MBq (1.4mCi) /mmol) はトルエン [メチル]-14C] から5ステップの反応を経て収率19%で得られた。

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