慶應義塾大学医学部放射線科学教室
1985 年 34 巻 10 号 p. 550-554
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血液中の201Tlの動態をin vivoおよびin vitroにおいて検討した。201Tlは静注直後に赤血球/血漿の比が1.4±0.3: 1.0となるように分布した。赤血球への201Tlの取り込みは温度, ouabain, KClの影響を受け, 取り込みの一部が膜のNa, K-ATPaseを介して行われることを示唆した。201Tlは血漿中でフリーの形で存在し, 濃度が低下すると201Tlは赤血球/血漿の比を1.9±0.2: 1.0に保ちつつ赤血球から流出した。
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