RADIOISOTOPES
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標識抗がん胎児性抗原 (CEA) モノクローナル抗体のCEA産生性腫瘍における局在
―ポリクローナル抗体との比較―
亀井 哲也瀬戸 光瀧 邦康征矢 敏雄柿下 正雄前田 正敏本田 昂越村 三郎
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1987 年 36 巻 1 号 p. 14-19

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抄録
125I標識抗CEAモノクローナル抗体とポリクローナル抗体のCEA産生性腫蕩 (SC-2-JCK) への集積を比較するためにヌードマウスでの生体内局在の検討を行った。腫瘍対血液比は静注120時間後でモノクローナル抗体4.6, ポリクローナル抗体1.3であった。しかし, 静注72時間までは腫瘍対血液比に差異は認めなかった。オートラジオグラムでは, 両抗体で腫瘍への選択的な集積を認めたが, 両抗体のイメージ上の優劣ははっきりと決定することはできなかった。
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