1987 年 36 巻 6 号 p. 265-269
Single photon emission computed tomography (SPECT) により, 肝容積および肝放射活性の定量的評価をするとき, 体格, パックグラウンド, 脾臓集積が及ぼす影響についてファントム実験で検討した。容積は体格, バックグラウンド, 脾臓集積により誤差を生じたが臨床応用できる範囲内であった。肝放射活性濃度とSPECTで求めた計測カウント数とは一次相関を認め, 計測カウント数より肝放射活性の測定も可能であった。