放射線医学総合研究所環境放射生態学研究部
東京農業大学アイソトープセンター
1989 年 38 巻 2 号 p. 57-62
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出穂期以降の水稲について, 田面水に添加した131Iの水稲各部位への移行および土壌垂直分布などを検討した。水稲地上部への移行については, 下位葉の方が濃度が高く, いったん葉に移行した131Iの米への再転流は少なかった。玄米と止め葉の131I濃度比は約10-3であり, 玄米とモミガラの粒当たりの分配比は約1: 4であった。収穫期に近い黄熟期でも131Iの米への移行が認められた。
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