RADIOISOTOPES
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最小二乗法による純β線放出核種混合試料の液体シンチレーション分離測定
―放射性排水および有機廃液への適用―
松井 陽子滝上 誠名竹 孝志藤井 張生
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1991 年 40 巻 12 号 p. 485-492

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抄録

放射能モニタリングにおいて, 合理的な対策を立てるために先ず行うべきことは, モニタリング試料中の核種の分離測定である。本研究では, 放射性有機廃液および排水中における, 比較的低レベルの純β放出体混合試料 (3H, 14C, 32Pおよび45Ca) の分離測定に最小二乗法を適用した。この液体シンチレーション測定法では, これまで困難とされてきた純β放出体の多核種混合試料の分離解析が可能となり, 廃液, 排水処理の最終的な判断を行うさいの基本的な情報が得られる。測定の検出限界は0.2-1.0Bq/cm3であり, これは法令等に定められた規制値と比較して充分低い値である。

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