RADIOISOTOPES
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270度再構成法を用いた心筋SPECT像の評価
―ファントムによる検討―
柏倉 健一小林 秀樹柏倉 明美
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1997 年 46 巻 1 号 p. 11-19

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抄録

心筋SPECTにおいて270度再構成画像 (270度像) を180度再構成画像 (180度像) , 360度再構成画像 (360度像) と比較することによりその特徴を明らかにしようと試みた。この結果, スライス内の均一性に関して270度像は360度像, 180度像より大きく劣っていた。また, スライス間の均一性は180度像が劣り, 欠損部均一性は270度像が劣っていた。
270度像は180度像, 360度像と比べ, 中隔での高い欠損コントラストおよび前壁, 前中隔を中心にしたカウントの増加という特徴がある反面, 上述のように均一性, 欠損部均一性に問題を残している。区域ごとの大幅な欠損描出能の変化は臨床診断上の不確定要素を増加させるものであり, 利点は少ないと考える。

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