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中華人民共和国の北京と成都における大気中の210Pb濃度
佐藤 深土井 妙子佐藤 純
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2000 年 49 巻 9 号 p. 439-446

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抄録

中国大陸東部の北京と成都において大気中の210Pb濃度の観測を行った。観測期間は, 欠測期間もあるが, 1989年4月から1992年12月にかけてである。
北京における大気中の210Pb濃度は0.9-4.6mBq/m3で, 成都では1.4-7.8mBq/m3であった。この濃度範囲は中国大陸内陸部の濃度レベルであり, 濃度の季節変動パターンは, 冬季に高濃度になる「一山型」であった。春季から秋季にかけての期間にも小さな濃度変動が見られ, これが北京の場合は気圧配置の複雑さに起因し, 成都の場合は盆地内という立地条件が反映しているものと考えられた。

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