RADIOISOTOPES
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パルス時間間隔解析法を用いたマイクロ秒半減期のラドン子孫核種の選択的な測定
眞田 幸尚小林 博英古田 定昭根本 和彦川井 啓一橋本 哲夫
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2006 年 55 巻 12 号 p. 727-734

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抄録
同時計数法の一種であるパルス時間間隔解析法を用いて, β-α相関事象を選択的に測定した。測定システムは, Si半導体検出器で測定した放射線パルス間の時間間隔を測定できる構成とし, 214Poの半減期 (164μs) を考慮して不感時間の短い設計とした。本研究では, 230Thの電着線源を使用してシステムの基本的な性能を調べた。隣接した時間間隔のデータをパルス時間間隔解析法の一つである隣接時間間隔解析法 (STA) により解析した。
結論は, 次のようにまとめられる。
(1) Rn子孫核種に属するマイクロ秒単位の半減期の相関事象を測定した。 (2) パルス時間間隔解析法を利用した214Po測定の理論を確立した。 (3) 214Poの測定システムを開発した。 (4) 230Th電着線源を用いてシステムの有効性及び検出限界について示した。
本研究は, ラドン子孫核種のバックグラウンドの変化を補償することによって, 人工放射性核種の混入を検出するためのα線モニタリング手法として応用が期待できる。
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© 社団法人 日本アイソトープ協会
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