RADIOISOTOPES
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動的予測によるサーベイメータ応答の高速化
飯田 治三鎌田 貴志渡井 勝範天野 豁白川 芳幸
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2007 年 56 巻 7 号 p. 351-357

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抄録

放射線事故の時, サーベイメータは表面汚染の検査に必須の検出器である。また放射線施設の日常管理に使われる代表的な装置である。サーベイメータは計数率 (min-1, cpm) を求めるものである。通常, 時定数が10秒の時, 1箇所あたりの測定には30秒, より正確な測定には60秒程度の時間が必要である。緊急時, あるいは日常管理においても多数の箇所を測定することは多くの時間を必要とし, 作業者に重労働を強いることになる。特に緊急時には迅速な測定が必須である。この課題を解決するために, 最終応答を待たずに応答初期の段階で最終値を予測する方法を提案した。この方法は時定数が既知の場合 (例えば10秒) でかつ走査している状態 (例えば毎秒50mm) を対象としている。線源として90Sr/90Y, 133Ba, 60Coを用いて実験を行った。その実験において計測原理を確認し, 合理的な精度で最終応答を予測できることを明らかにした。

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