産業技術総合研究所
文部科学省科学技術政策研究所
p. 1144-1147
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本稿では、マンガ産業の特異点である「ときわ荘」を事例に、人材が集積する過程を踏まえ、集積した人材が飛躍的に成長するメカニズムを明らかにするとともに、今後の産業育成政策への示唆を提供する。市場の変化に対応して、人材と市場の「ゲートキーパー」である編集者と漫画家の両者が極めて合理的な意思決定を行い、その結果としてときわ荘という生産システムが生みだされた。また、人材の集積と、それに伴う濃密なコミュニケーションにより、拠点に集積した人材が飛躍的に成長を遂げていった。
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