日本信頼性学会誌 信頼性
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IEC 60300-1/2 : ディペンダビリティプログラム管理/ディペンダビリティプログラム要素及びタスク
山内 愼二
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2000 年 22 巻 6 号 p. 511-522

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抄録

ディペンダビリティ管理の規格の「第1部:ディペンダビリティプログラム管理」[IEC 60300-1(1993)]と「第2部:ディペンダビリティプログラム要素及びタスク」[IEC60300-2(1995)は, 品質管理と品質保証の規格ISO 9000シリーズとレベルを合わせるように, 「信頼性と保全性管理」の規格IEC 300(1984)を改定したものである.1996年度後半より1997年度にかけて, 信頼性用語の規格JIS Z8115をディペンダビリティ共通用語の国際規格IEC 60050(191)(1990)に整合させるための改定作業と, IEC 60300-1/2の翻訳JIS作成作業が行われ, 今もなお, この改定と制定の詰めの作業が行われている状況である.このディペンダビリティ-信頼性に関するグローバルスタンダードの特集号では, ディペンダビリティ管理の基本規格であるIEC 60300-1/2の概要, 適用範囲, この規格の特徴であるテイラーリングに関する注意点と対策方法等を要約して述べる.この内容の一部には, IEC 60300-1/2の翻訳JISの制定時に, 同時に制定されるIEC 60300-1/2の解説書から抜粋して用いていることをここに付記しておく.

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© 2000 日本信頼性学会
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