日本信頼性学会誌 信頼性
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鉄道安全へのヒューマンファクター研究の取り組み
四ノ宮 章
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2001 年 23 巻 2 号 p. 186-193

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抄録

近年, 鉄道の運転事故は大きく減少しつつある.しかしながら, 一度発生すると大きな被害をもたらす可能性の高い列車事故(運転事故のうち列車衝突事故, 列車脱線事故及び列車火災事故)の3〜4割は, 運転士等, 鉄道従業員のヒューマンエラーに起因しており, 今日においても, ヒューマンファクター研究の課題は少なくない.本稿では, 鉄道の安全のルールと仕組みの発展を概説した上で, 鉄道従業員のヒューマンエラー事故防止に向けた最近の研究の取り組みと課題を紹介する.また, 件数としては運転事故の過半数を占めている踏切事故防止対策や人身事故防止対策, そして列車事故時の被害軽減対策に向けた最近のヒューマンファクター研究を紹介する.

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© 2001 日本信頼性学会
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