日本信頼性学会誌 信頼性
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モバイル網における輻輳緩和の3GPP標準化動向(<特集>通信ネットワーク高信頼化の今後の動向-通信ネットワークの運用,監視,制御の技術を軸に-)
野一色 裕人
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2014 年 36 巻 7 号 p. 408-413

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抄録

本稿では,近年急速な勢いで増加し続けるモバイル網でのトラヒック需要に対し,ネットワークが混雑した状態となる輻輳(ふくそう)について,その緩和を実現する技術に関して,3GPPでの最新の標準化動向について解説する.近年,高速な無線アクセスであるLong Term Evolution(LTE)の普及ならびに多様なアプリケーションが実行可能なスマートフォンの利用拡大に伴い,モバイル網を流れるトラヒック量は日々増加し続けている.このようなトラヒック増は輻輳発生,さらにはサービス品質の低下につながるため,信頼性のあるインフラ網としてトラヒック収容を効率よく行う技術が求められている.LTEやそのバックボーン網であるEvolved Packet Core(EPC)についての標準化を行う3GPPでは,このようなトラヒック増に対する輻輳緩和の実現に向けて,User Plane Congestion Management(UPCON)と呼ばれる機能の検討を進めており,本稿では最新の議論状況について報告を行う.

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© 2014 日本信頼性学会
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