日本信頼性学会誌 信頼性
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X 線カメラの状況について
須山 敏康
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2016 年 38 巻 3 号 p. 168-173

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抄録

食品や工業製品に対する信頼性や安全性の要求が高まっている.食品や工業製品の事故は,人命等に 関わることもあり,事故発生による消費者からの信頼低下は非常に大きい.製造メーカにとって信用, 信頼の確保は必至な状況となっている.近年,信頼性確保の手段として X 線による非破壊検査が普及し てきている.X 線撮像技術は,100 年以上前からある技術であり,古くはフィルムによる撮影などが行 われてきた.長い伝統を持ちながらもコンピュータの発展に伴うデジタルイメージングの普及,検出器 の高性能化により新たな市場に広がり続けている.本稿では,X 線検出の原理,応用から浜松ホトニク スのインライン用途向け X 線カメラの状況について説明する.

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© 2016 日本信頼性学会
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