2-2 システム的アプローチと機能達成メカニズムに着目した未然防止へ向けての一考察(セッション2「組織,管理,規格,プロジェクト面と安全性,リスク(1)」)

抄録

近年、市場型製品において、設計起因のトラブルが多く発生している。こうしたトラブルの未然防止を考える際に鍵となるのは、"予測"である。将来生じうるトラブルを何らかの方法で予測しうるならば、これを防ぐ、あるいは影響を緩和することが可能に成り得る。本研究では、開発・設計段階において、未然防止へのシステム的アプローチに基づいた、機能達成メカニズムに着目したトラブル予測表を提案する。これにより、知識・経験に関わらず、漏れの少ないトラブル予測を行うことが出来る。