抄録
本研究の目的は,保育所における医療的ケア児を包摂する集団保育において保育職と看護職が,それぞれの役割を遂行し連携していく上での困難及び具体的な配慮や工夫を明確化することである。医療的ケア児を受け入れている保育所の担任保育士,看護職,管理職にインタビューし,分析した結果,以下のことが明らかになった。保育職と看護職とが柔軟に役割分担し効果的に連携するためには,お互いの専門性や立場の尊重に基づくコミュニケーションや取組を通しての相互理解が必要である。そして連絡・報告・調整による情報共有や相談をすること,とくに会議で保育方針,目標・ねらい,見通し,子どもたちの成長する姿を共有することが重要である。