リハビリテーション連携科学
Online ISSN : 2435-7111
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地域包括ケアにおける連携 : リハビリテーション専門職の役割について
小森 昌彦
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2016 年 17 巻 1 号 p. 2-11

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抄録

地域包括ケアシステム構築におけるリハビリテーション専門職 (以下, リハ職) の役割は「目的の明確化」「自立支援に資する, 身体機能に偏らない生活機能全般の向上」「多職種, 他事業所との連携」を踏まえた活動と考える. 兵庫県但馬県民局但馬長寿の郷では,「目的の明確化」「多職種連携」の取り組みとして, 地域のリハ職が提供するリハサービスの「目的 ・ 目標の設定」を介護支援専門員と共有する仕組みづくりとリハ職の持つ「自立支援」の視点を介護職と共有し, リハ職のいない事業所 (デイサービス) であっても「生活機能向上の機能訓練」ができる仕組みづくりを行っている. リハ職は「リハサービスを直接提供する」だけでなく,「地域におけるリハサービスの現状を理解し, 自立支援のためのリハサービス提供に関して多職種に助言する」という新たな役割を担うことになる. リハ職は他職種が自ら動けるように導く支援者としての役割が期待されている.

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© 2016 日本リハビリテーション連携科学学会
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