理学療法学
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短報
脳性麻痺児の酸素摂取量と心拍数の直線性とパーフォーマンスの関係
丸山 仁司伊東 元橋詰 謙長崎 浩浜田 志朗齋藤 宏谷 浩明中村 隆一
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1989 年 16 巻 2 号 p. 99-100

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抄録
運動障害児(脳性麻痺)を対象にして,3段階の運動負荷の場合でも健常人と同様に,酸素摂取量と心拍数の関係が直線関係を示すか否か,またその直線から求めた指標と5分間走との間に直線関係が成り立つか否かを検討した。被験者は脳性麻痺児5名であった。運動課題として自転車エルゴメータ駆動(3段階負荷)を用い,その時の酸素摂取量と心拍数を測定した。酸素摂取量と心拍数の関係は4名が有意な相関を示した。有意な相関を示した被験者でその回帰直線の傾きと5分間走の間には有意な相関を示した。
脳性麻痺児を対象とした運動負荷テストにおいて,3段階負荷であっても,酸素摂取量と心拍数の直線関係が成り立てば,酸素摂取量と心拍数の回帰直線の傾きはパーフォーマンスを表わす指標として用いることが可能である。
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© 1989 公益社団法人 日本理学療法士協会
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