理学療法学
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平成23年度研究助成報告書
食道切除術後患者の退院後の身体活動量および身体機能の変化
朴 文華立松 典篤坪山 直生
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2013 年 40 巻 2 号 p. 120-121

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抄録

食道切除術を実施した食道がん患者に対し,身体機能,身体活動量およびHealth Related Quality of Life(以下,健康関連QOL)について術前,退院時,退院後1ヵ月時に評価を実施した。その結果,Body Mass Index(以下,BMI)は術前に対し,退院時および退院後1ヵ月時はそれぞれ有意に低下していたが,膝伸展筋力は各時期で有意差は認められなかった。6分間歩行距離は,退院時は術前に比べて有意に減少していたが,退院後1ヵ月時には術前と有意差を認めず,回復傾向であった。身体活動量は,術前と比較し,退院後1ヵ月時には有意に減少していた。また,健康関連QOLでは社会生活機能と呼吸困難の項目にそれぞれ有意差が認められた。特に中等度の身体活動量の低下が明らかとなった。今後,食道切除後患者に対して身体活動量を維持するための理学療法介入が必要であることが示唆された。

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© 2013 公益社団法人 日本理学療法士協会
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