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理学療法学
Vol. 44 (2017) No. 3 p. 207-212

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http://doi.org/10.15063/rigaku.11238

短 報

【目的】脳卒中後の中等度および重度片麻痺者の歩行速度と下肢伸展筋力の関係を検討する。【方法】脳卒中後中等度および重度片麻痺者29 名(平均年齢64 歳,平均発症後日数183 日)を対象とした。歩行速度と麻痺側および非麻痺側の下肢伸展筋力を計測し,両者の関係をSpearman の相関係数および偏相関係数を用いて解析した。【結果】相関分析では,麻痺側下肢筋力と歩行速度でrho = 0.70,非麻痺側下肢筋力と歩行速度でrho = 0.51 であり,それぞれ有意な正の相関を認めた(P <0.01)。一方,非麻痺側下肢伸展筋力を制御変数とした偏相関分析では歩行速度は麻痺側下肢伸展筋力と正の相関を認めた(rho = 0.55,P <0.05)。【結語】脳卒中後の中等度および重度片麻痺者において,歩行速度には両側下肢に共通する成分のほかに麻痺側の下肢伸展筋力の特徴が関連していることが示唆された。

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