理学療法学
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症例報告
慢性めまい症に対して短期集中的な前庭リハビリテーションの有効性が示唆された一症例
佐野 優衣菜 , 磯野 靖夫, 中野 渉, 藤山 啓太, 金刺 優, 下平 有希
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2023 年 50 巻 5 号 p. 195-200

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抄録

【目的】原因が特定されていない慢性めまい症に対して,医師の指示のもと短期間の集中的な前庭リハビリテーションを実施し,バランス機能・日常生活動作の改善を認めた症例を経験した。先行研究と比較し,移動能力改善に大幅な効果が得られたと考えられたため報告する。【症例】60歳代男性。診断名:めまい症。めまいの増悪があり救急搬送され入院となった。主治医よりめまいのリハビリテーションの適応と判断され,理学療法介入をした。前庭リハビリテーションは1日40分,頻度は週5回とし,1回10分1日4回の自主トレーニングを指導した。第20病日に自宅退院となった。自覚症状の強度に改善はみられなかったが,バランス機能,移動能力,日常生活動作能力で改善がみられた。【考察】低頻度の介入である先行研究と比較し,移動能力は短期的に大幅な改善がみられた。【結論】短期間の集中的な前庭リハビリテーションは効率的に効果を得られる可能性があると考えられる。

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© 2023 一般社団法人日本理学療法学会連合
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