理学療法学
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生体電気インピーダンス法によるPhase angle と高齢者の身体活動レベルの関連
上村 一貴山田 実佐保 賢志岡本 啓
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論文ID: 11556

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抄録

【目的】生体電気インピーダンス法によるPhase angle と高齢者の身体活動の関連性を検討することとした。【方法】対象は,65 歳以上の地域在住高齢者295 名(平均72.5 歳,男性98 名)とし,マルチ周波数体組成計を用いてPhase angle,筋肉量を測定した。また,14 日間の身体活動を活動量計により調査し,1 日の平均歩数および身体活動レベル(以下,PAL)を算出した。その他,握力,歩行速度を評価した。【結果】年齢とその他の測定項目で調整した線形回帰モデルの結果,男女ともにPhase angle とPAL に有意な関連が認められ(男: β = 0.21, 女: β = 0.21)。また,女性のみ,Phase angle と平均歩数に有意な関連が認められた(β = 0.15)。【結論】男女とも多変量解析においてPhase angle とPAL に関連がみられ,PAL が高いほど,Phase angle が大きいことが示唆された。

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