理学療法学
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5 つの運動機能領域から見た健常児の歩行特性
─3~10歳児と成人との比較─
萬井 太規宮城島 沙織小塚 直樹種田 健二井上 貴博佐藤 優衣武田 賢太浅賀 忠義
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キーワード: 小児, 運動発達, 歩行
ジャーナル フリー 早期公開

論文ID: 11786

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抄録

【目的】本研究の目的は,5 つの運動機能領域の側面から,3 ~10 歳の児の歩行能力の特徴を明らかにすることであった。【方法】3 ~10 歳の定型発達児76 名と14 名の若年成人を対象とし,小児群は2 歳毎に4 群に割りあてた。対象者は,6 m の直線歩行路を快適な速度で歩くように指示された。三次元動作解析システムにて,歩幅,歩隔,ステップ速度,ステップ時間,支持脚時間,および遊脚時間を算出した。変動係数とSymmetry Index も算出した。これら歩行変数を5 つの機能領域に分類した(歩調,時間因子,左右対称性,変動性,および安定性)。各変数を年代間で比較した。【結果】歩調,時間,および左右対称性は,7 歳から成人と有意差を認めなかった。一方,変動性と安定性は,全小児群と成人群に有意差を認めた。【結論】成人の値と同等の値に到達する年齢は変数により異なり,特に歩行の変動性や安定性の領域は発達が遅い。

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© 2020 日本理学療法士学会
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