理学療法科学
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Print ISSN : 1341-1667
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膝関節疾患の動作分析
福井 勉
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2003 年 18 巻 3 号 p. 135-139

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抄録

膝関節は身体を床に近づけたりあるいは床から遠ざけたりする能力を持ち,大腿部と下腿部の動きを調整する役割も有する。膝関節可動性が損なわれると移動を主体とした日常生活に不利益を被り,重心上下移動に関しては他の下肢関節以上に大きい影響がある。疾患を有する人の全身の動きには特徴があり,スポーツ障害などのように分析している「動きそのもの」が疾患の原因と考えられる場合も多い。したがって,各疾患の成因に踏み込む必要があり,原因療法あるいは予防へと展開する必要性がある。理学療法の観点からは,成因に近づくために,関節角度だけではなく,関節モーメントなどの視覚的分析の必要性があると考えている。

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© 2003 by the Society of Physical Therapy Science
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