2005 年 20 巻 1 号 p. 7-12
15 m Shuttle Walk & Run Test(以下15 mSWRT)が,全身持久性を評価する新しい運動負荷試験として利用できるかを20歳代の健常成人を対象として検討した。15 mSWRTにおける各レベルと平均酸素摂取量との間の相関係数はr=0.948で,15 mSWRTのレベル12の平均酸素摂取量は51.18±8.28 ml/kg/minであった。15 mSWRTは,平均酸素摂取量と歩行距離との間に強い相関関係があり,10 m Shuttle Walking Test(以下10 mSWT)より運動負荷量も大きかった。15 mSWRTは,利用応用範囲として,対象を健康な中高年者層に適用しても十分な運動負荷量を与えられる運動負荷試験である可能性が示唆された。