24 巻 (2009) 6 号 p. 907-911
〔目的〕男性高齢者の矢状面脊柱アライメントと身体機能の関係を明らかにすることである。〔方法〕対象は57名の男性高齢者(74.8±5.8)でスパイナルマウスを使用し矢状面脊柱アライメントを胸椎後彎角と腰椎前彎角として測定した。身体機能は大腿四頭筋筋力,握力,足把持力,長座体前屈距離,片足立ち保持時間,最大歩行速度,Timed Up and Go test(TUG),10 m障害物歩行,6分間歩行距離テスト(6MWT)とし,矢状面脊柱アライメントとの相関を見た。〔結果〕足把持力・長座体前屈・TUG以外の項目と腰椎前彎角との間に相関関係を認めた。〔結語〕男性高齢者の身体機能は,腰椎前彎角と関連する可能性が示唆された。