理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原著
若年者の身体活動に影響を及ぼす生活時間因子に関する調査
廣瀬 昇丸山 仁司
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2010 年 25 巻 1 号 p. 139-142

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抄録

〔目的〕本研究では,2020年以降に中高年期を迎える若年者の日常の活動時間の違いが身体活動量(PA:Physical Activity)に与える影響について調査した。〔対象〕健常男子学生78名とした。〔方法〕PAに対するアンケート調査による日常の活動時間数と加速度計測装置付歩数計による総エネルギー消費量を測定した。〔結果〕若年者の生活背景に至る生活時間因子を重回帰分析により,運動時間と非運動余暇時間のみに有意差を認め,PAに影響を与えうることを示した。〔結語〕特定の運動時間を設けるだけではPAを維持することができず,余暇時間での活動強度を上げることが重要で,運動継続に大きく影響を与えることが予測された。

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© 2010 by the Society of Physical Therapy Science
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