理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原著
虚弱高齢者用10秒椅子立ち上がりテスト(Frail CS-10)の有用性の検討
村田 伸大田尾 浩村田 潤堀江 淳鬼塚 美佳横山 智子原 広光
著者情報
ジャーナル フリー

2010 年 25 巻 3 号 p. 431-435

詳細
抄録

〔目的〕本研究は,CS-30を虚弱高齢者用に修正したFrail CS-10の有用性について,虚弱高齢者の下肢筋力や歩行能力との関連性から検討した。〔対象〕虚弱もしくは軽度要介護高齢者117名(男性54名,女性63名),平均年齢は77.9±9.0歳であった。〔方法〕Frail CS-10と大腿四頭筋筋力および歩行速度やTUGとの関連について,性別毎にピアソンの相関係数を求めて検討した。〔結果〕Frail CS-10は下肢筋力の指標とした大腿四頭筋筋力,歩行能力および立位バランス能力の指標とした歩行速度やTUGとの間に,男女ともに有意な相関が認められた。〔結語〕Frail CS-10は虚弱高齢者の下肢筋力のみならず,歩行能力やバランス能力をも反映する簡便なテスト法である可能性が示唆された。

著者関連情報
© 2010 by the Society of Physical Therapy Science
前の記事 次の記事
feedback
Top