理学療法科学
Print ISSN : 1341-1667
原著
健常者のトレッドミル歩行における荷物運搬課題の相違が身体反応へおよぼす影響
小澤 春香松崎 嵩中山 惟人中山 秀人高橋 典明渡部 恭平内藤 皓久保 晃
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25 巻 (2010) 6 号 p. 909-912

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抄録

〔目的〕健常者において,両側上肢を用いて胸の前で同じ重量の荷物を運搬する際,荷物の中身が異なる場合,身体反応にどのような相違があるのかを明らかにすることである。〔対象と方法〕健常成人9名(男性5名,女性4名,平均年齢25歳)とした。方法は水平なトレッドミル上で,1 kgの重錘ベルト2個が入った缶を運搬する歩行(ベルト歩行)と,水をほぼ一杯に満たした500 ccの計量カップ2個に重錘ベルトを加えてベルト歩行と同重量の歩行(カップ歩行)を1.5 km/h(低速)と3.5 km/h(高速)の2条件で施行した。〔結果〕低速では,カップ歩行とベルト歩行間で,酸素摂取量のみに有意差が認められた。高速では,酸素摂取量,心拍数,歩行率すべてに有意差が認められた。〔結語〕両側上肢を用いて胸の前で同じ重量の荷物を運搬する際,荷物の中身が異なる場合では,速度により反応は異なるが,酸素摂取量,心拍数,歩行率に変化が生じることが示唆された。

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© 2010 by the Society of Physical Therapy Science
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