理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原 著
PADに対する下肢血行再建術後の最大歩行距離に関わる要因
湯口 聡松尾 知洋斎藤 和也金光 寛之小野 晋也氏川 拓也石田 敦久喜多 利正森沢 知之間瀬 教史丸山 仁司
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2011 年 26 巻 5 号 p. 587-591

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抄録

〔目的〕末梢動脈疾患(PAD)における下肢血行再建術後の最大歩行距離(MWD)に影響を与えている要因について検討した.〔対象〕経皮的血管拡張術(PTA)3名,下肢バイパス術7名の計10名である.〔方法〕手術前および手術後退院時における足関節上腕血圧比(ABPI),ABPI回復時間,MWDおよび歩行の中断理由を評価した.〔結果〕手術後のABPI,ABPI回復時間は手術前に比べ有意に改善したが,MWDでは有意差は認められなかった.また,手術前の歩行の中断理由は全例が下肢痛であったが,手術後は息切れや胸部症状が中断理由となる症例が60%存在した.〔結語〕PADの下肢血行再建術後のMWDには下肢血行動態や心肺・下肢骨格筋機能などが影響している可能性があると考えられた.

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© 2011 by the Society of Physical Therapy Science
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