2013 年 28 巻 3 号 p. 293-296
〔目的〕本研究の目的は,骨格筋の短縮位と伸張位の中間域における筋内膜コラーゲン線維形態を明らかにすることである.〔対象〕13週齢のWistar系雄ラット14匹を用いた.〔方法〕引張試験時のヒラメ筋伸張距離より,短縮位群,10 mm伸張位群,20 mm伸張位群,最大伸張位群に分け,筋内膜コラーゲン線維形態との相関関係を検討した.〔結果〕筋伸張距離と筋内膜コラーゲン線維形態変化には相関関係が認められた.〔結語〕骨格筋の短縮位と伸張位の中間域で骨格筋を伸張する力に伴って起こる筋内膜コラーゲン線維形態の定量的変化を明らかにした.