2014 年 29 巻 1 号 p. 97-100
〔目的〕血中クエン酸濃度に着目し,その生活習慣病予防に対する効果について検討をすること.〔対象〕広島県東部の島嶼部に在住する中高年女性99名とした.〔方法〕観察期間中の血中クエン酸濃度変化量により分けられた2群間で,生活習慣病関連因子を比較した.〔結果〕体重,BMI,肥満度,最高血圧,脈圧,RBC,Hb,Ht%,LDLコレステロールの8項目で群間での有意差が認められた.〔結語〕血中クエン酸濃度により少ない運動量であっても効果的に脂肪が燃焼される可能性がある.