理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原 著
座位での連続底背屈運動テストの再現性について
齋藤 孝義丸山 仁司菅沼 一男鈴木 知也
著者情報
ジャーナル フリー

2014 年 29 巻 3 号 p. 389-392

詳細
抄録

〔目的〕考案した「座位での連続底背屈運動テスト」の測定値の再現性を検討することとした.〔対象〕65歳以上の高齢者の検者内再現性は16名(男性1名,女性15名),検者間再現性は14名(男性2名,女性12名)とした.〔方法〕検者内再現性の測定は1名の検者が2日間以上の間隔をあけて2日間行い,検者間再現性の測定は1名の被検者に対し,2名の検者がそれぞれ2回の測定を行った.検者内再現性および検者間再現性の評価は級内相関係数のそれぞれ,ICC(1,1)およびICC(2,1)により行った.〔結果〕検者内再現性の級内相関係数ICC(1,1)は,0.915,検者間再現性ICC(2,1)は0.932であった.〔結語〕再現性は良好であり,簡便かつ安全に実施でき,臨床の現場でも有用であると考えられる.

著者関連情報
© 2014 by the Society of Physical Therapy Science
前の記事 次の記事
feedback
Top