2015 年 30 巻 1 号 p. 11-14
〔目的〕理学療法養成校の平常時と定期テスト前の主観的ストレスと心理変化を明らかにすることとした.〔対象〕4年制理学療法士養成大学に在籍する1-3年生のうち,平常時で237名,定期テスト前で236名とした.〔方法〕VASにて,心理変化はPOMSにて平常時および定期テスト前に1回ずつ評価し.〔結果〕VASは1-3年生のすべてに平常時とテスト前の間において有意差が認められた.POMSは1年生では「緊張」に,2年生では「緊張」,「抑うつ」,「疲労」,「混乱」,「活気」に,3年生では「緊張」,「抑うつ」,「疲労」,「混乱」に有意差がみられた.〔結語〕定期テストはストレスなどを感じやすいイベントであるが,学年間ではその内容に差があるものとなった.